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捨てる達人

シンプルに暮らしたい!あこがれは、トランクひとつだけで、どこでも暮らせること。・・・所有するものが増えると、めんどうをみるものが増えてしまうので、お金も時間もスペースも、その分、よけいに使わなくちゃならない。

家や車などの大物の維持がたいへんなのはもちろんのこと、家財道具ひとつにしたって、和洋中をとりまぜて食べる日本の家庭は、それに合わせて食器や調理道具が異様に多いし、四季があるので洋服の種類も多い。スペースも手入れも、その分手間がかかってめんどうくさい。毎日、ほぼ同じメニューでいいじゃないと、つくる側からすると、思うこともしばしばだし、特別な日用の食器や、お客様用の座布団も、わざわざいらないじゃないとも思う。流行の洋服もなくても困らないし、いらないわ・・・と、思っているのに、なぜかものが増えてゆく。

欲望・・・特に「物欲」って、本来のパワフルな自分とつながっていないことの代替なのだと思う。瞑想や座禅は、つながるべき自分を思い出す作業なので、日常生活にとりいれていると、今まで必要だったものが、どんどんいらなくなって、シンプル志向になってゆくらしい。瞑想をするようになって、しばらくすると、部屋のかたづけをはじめる人が、けっこう多い。部屋だけでなく、不要になった人間関係、不要になった考え方なんかも。

カルマといわれるものは、欲望と執着がつくったものだから、それらがなくなれば、なくなっていくそうだ。今の日本で普及している愛というのも執着の一種。憎しみも執着なので、愛も憎しみもたいして変わらない。ちなみに、昔の日本には、「愛」という言葉がなくて、今でいう恋愛的なものは「色」と呼んでいた。・・・話がどんどんそれてしまう。

欲望をなくすために、ふたつ方法があるらしい。

①欲望をすべて満たしてあげる。

②欲望を意思の力でなくす努力をする。

①のすべて満たすというのは、小さな欲、たとえば、あれが食べたいとか、こんな洋服が欲しいという場合は可能かもしれないけれど、もっと大きな欲、あの人の心が欲しいとか、世界を所有したいとかいった場合には、かなえるのがたいへんだ。しかも、欲はひとつかなうと、次にもっと上を目指したくなるので、際限がない。すべての欲を満たした人、というのも聞いたことがない。

②の意思の力というのもたいへんだけれど、ブッダとか聖者といわれる人たちは、達成しているみたいなので、まあ、がんばればなんとかなるものなのだろうと思う。欲を志向してしまう心のクセをとる努力。

ヨガのアーサナは、身体のクセをとる練習でもある。心のクセは、けっこう身体に現れていたりする。そして心のクセが固まっているのが性格。身体とじっくり対話しながら、クセや思いこみをとってゆく過程で、意思の力も少しずつ養われてゆく。ヨガのアーサナの目標は、きちんと瞑想ができるようになって、最終的には、神である自分と一体になること。今は、こんな風にヨガをとらえている。

一日のうちで、ほんの10分でも、自分と対話する時間を持つようにすると、それだけでも少しづつ暮らしがシンプルになってゆく・・・ような気がする。なにしろプロ(?)のヨギは、捨てる技術の達人!あらゆるものを捨ててサマーディーを目指し、最終的には、それも捨てちゃうのだから、究極のシンプルライフ。うらやましい。(by Hakuru)
by kisan35 | 2004-11-10 15:51 | ヒーリング・精神世界

アースキーパーのつぶやき


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