中沢新一さんの著書
2025年 03月 16日
ひとりの朝ごはんは、おかゆにすることが多いです。
残りご飯に3倍くらいの水とお塩を加え、ぐつぐつ煮て出来上がり。
漬物と必ず梅干し一粒を加えていただきます。
梅干しは血液をアルカリ性にする作用があると聞いたことがありますが、最近ではインフルエンザウイルスにも良いことがわかりました。
梅干しには「梅酢ポリフェノール」が含まれており、その成分がインフルエンザウイルスに対し、強い抗ウイルス作用とウイルス不活性化作用があることが判明しました。 また、梅酢を水で希釈してうがいをすることで、風邪やインフルエンザ予防に効果的であることが確認されました。(引用)
日本の伝統食はお米はアレルギーを起こしにくいし、発酵食は今の発酵ブームで色々語られているように、いいのは当たり前。
味噌や醤油はもちろんいい。
梅干しがいいのなら、沢庵だっていいに違いない。
共通していることはどれも時間をかけていること。
手間暇かける食文化は色々な国にもあるけれど、日本の風土と塩も関係するのではないかなと思います。
朝からパンを食べるよりも、梅干しのおかゆを食べた方が、お昼にはきちんと消化していてお腹がすくのでとても体調はいいです。
以前から中沢新一さんの本が好きで、いつも惹き込まれます。
「アースダイバー神社編」を読んで、いてもたってもいられずに対馬の天道信仰の跡を見に行きました。
とても引き込まれる文章の奥に、大袈裟かもしれないけれど精神が宿っていて、共鳴してしまうのですが、
中沢さんの「精神の考古学」を読んで、30代の若い頃にチベットでゾクチェンの修行をされていたのを知りました。
だからこんなに深い文章がかけるのだな。ますます好きになっています。
今は東京を歩いた「アースダイバー」を再度借りて、日々楽しく読んでいます。
ヌーソロジーとも共通するところがあります。
空間は見る空間、見られる空間、それが自己他者で反対になっているのはヌーソロジーの考え方です。
ゾクチェンでは目は4つあると言われています。
目から普通に見ている風景と内的な心が水晶体に映し出された風景が見えてきます。
晴れた日の青空をじーっと眺めていると、なにやら不思議な形が見えてきます。
これはプラーナかなと思っていたのですが、自分の内的な心の空間が外に見えているのだとわかりました。
このように目の前の空間は心なのだ!と確信できたのは大きいです。
哲学者の大森荘蔵さんは、「知覚正面は心」と言い切っています。
目の前に風景があって自分がいるのではなくて、その風景そのものが私の心、主体、存在、持続なのです。
このように考えると、すべてに精神が浸透していることがわかり、新鮮な眼差しで見ることによって、同じ風景もどっしりとしてくるのを感じます。

良い本は精神の糧だなと思います。
梅の実自身は育った木の環境、土、水、風、火の影響をもらい、海の塩と出会って、何人かの人の気持ちと共に梅干しになるのだな。
そこには漬け込まれた時間が凝縮して畳み込まれています。
梅干しを物質として外から調べると、ウイルスに効果のあるのは梅酢ポリフェノールです。
が、梅干しを作っている精神の層のようなものが、昔々の日本人の心も含みもって、身体に良い効果をもたらすと思えてきます。
そのように観察してみると、あらゆるものが精神でできているのが分かります。
梅干しも奥が深いのです。
by kisan35
| 2025-03-16 18:49
| シニアライフ

