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アーユルヴェーダ「ストレス」

インドのJivagram での講座のテーマ「Good bye Stress!」

ストレスは20世紀の言葉であるそうです。
競争社会になり、ストレスが始まったそう。
考えてみれば、競争のないところではストレスを感じないのかもしれません。

アーユルヴェーダでは、ストレスは自分自身のプラッギャパラーダが原因と考えられていて、
人のせいではないと教えています。
プラギャパラーダとは「知性の間違った使い方」。
知性が正しく働けば、ストレスがあってもそれで傷つくことはなく、
他人を批判してもしょうがない。
日本でも「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」と言われますが、
アーユルヴェーダも同じことを言っていたのでした。

そして、ストレスの原因は自分のプラクリティ(生まれ持ったドーシャ)を理解することで
傾向が分かります。ドーシャは感情をコントロールします。
たとえばヴァータは、創造性は高く、動き回っている、不安感、恐れのコントロールが難しいし、
ピッタは、正確できっちりしたボスタイプ。人をコントロールしたいので、コントロールする対象物がないと
怒りやストレスを感じます。パーキンソン病にかかる率が他のドーシャよりも高い。
カファは、人とのつながりを大切にし、なんでもゆっくりで物覚えもゆっくり。
執着したり気持ちがどよ〜んと落ち込みやすい。

幸福で長生きをするために作られたアーユルヴェーダでは、
プラクリティに合わない仕事に就くのは不幸と言われています。
確かに一理ありますね。

プラッギャパラーダは色々ありますが、
たとえば、息子はピッタの皮膚疾患があるので、
激辛、コーヒーを減らすように言われていますが、
好きなものを食べたいからと言って、聞く耳を持ちません。
これも一例です。
・プラーナのない食事を食べる。
・感覚器官の間違った使い方 疲れているのに、スマホを見続けるなど
・間違った姿勢 プラーナが身体に入らない
・欲求を抑える トイレ、空腹、のどがかわく、あくびなど身体が浄化したがっているのを抑えてしまう。
・感情面の問題 怒り、執着、恐れなど

身体は、もともとストレスを受け入れるようにはできていないので、
ストレスに直面すると逃げるか戦うか強いられ、ホルモンがでっぱなしになります。
怒りが高まると、それを修復するのに6時間もかかるそうです。

たくさんのストレスを避けるには
Sahasam Sada Varjyate
自分のキャパ、心の限界を超えない。
「やりすぎない」と教えています。
心の限界は心のグナであるサットバにより、人それぞれですが
肉体の限界と違って気付きにくいのです。

ストレスは、逆流性食道炎、生理不順、頭痛、関節痛、糖尿、肥満など全身にあらわれます。

身体は心に縛られています。
身体の不調は心のストレスの原因を取り除くことで、改善していくので
知性を正しく使っていけたらいいですね。

そして、できれば朝晩10分間瞑想をすることで刷り込まれた記憶のディスクであるチッタを浄化し、
その時にポジティブな記憶や自分の良い面や希望などをチッタに擦り込むと、薬よりも効果があるようです。
チッタはなんでも記憶しますので、町の広告やテレビのコマーシャルも保存されています。
そして、胎児は妊娠中の母親の感情もチッタに記憶されるそうです。
チッタの記憶からも身体の不調をもたらします。

ヨガや瞑想は、この多忙な現代人にとって、身体のバランスを保つ上にとても効果的だと思います。

対象物が感覚器官と接触するとmanaが動きます。
サムスカーラ(自我)がそれを好き、嫌いに判断します。
好きも嫌いも執着になり、欲望になります。
欲望は満たされればもっと、もっとと貪欲になり、満たされないと、欲求不満で怒りになります。
怒りは抑える努力をしても解決しないので、
その元である執着をとりさらないといけないようです。
好きとか嫌いとか判断しないということですね。

瞑想、ヨガの時は、外に向いている自己を内側にむけることができます。
対象物から離れ、執着を取り除くことができます。
インドではマントラもおすすめだそうです。
宇宙の静かなエネルギーが集まってきます。

ヨギやサドゥと言われる人たちは、
好きや嫌い、良い悪いという判断をするサムスカーラが不活発になり、
自分の行いは宇宙の創造神への祈りになるそうです。
そこはストレスのない世界です。

アーユルヴェーダでは、Swadhyayaと言って寝る前に自分を内観すると人生が変わると言われています。
できればノートを用意して書き留めるといいですね。
自分のためにしたこと
人のためにしたこと
自分の周りの環境のためにしたこと
良いことを振り返ります。

これもチッタに良い記憶を擦り込み、
嫌な記憶や、役に立たない記憶を奥の方に閉じ込めてくれます。

チッタの記憶はなくなることはありませんが、
すぐに引き出せるものを良いものにしておくことができます。

この作用は善玉菌、日和見菌、悪玉菌の関係によく似ています!
良いことをたくさん刷り込んでおくことで、悪さをしなくなるわけです。

やってみよう!

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朝日の昇る前から村中にマントラが響き渡り、
競争したり、嘆いたりせずに日々暮らしている人達が豊かに映ります



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シロダーラ

随分前に亡くなってしまったヨガの先生の言葉を思い出します。
「自分に集中している時が一番美しいのよ」



by kisan35 | 2019-10-20 15:02 | アーユルヴェーダ

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