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アースキーパー・ネットワーク

玄米スープ

辰巳芳子さんの命のスープ「玄米スープ」は、体力がなくなって病気の時に飲むと、元気の元が浸透するようです。
作り方はこちらを参考にしています。

孫が1か月近くも熱が下がらず咳き込んでいるので、この玄米スープにお世話になりました。
食べたものを咳込んで吐いてしまうので、玄米スープと玄米重湯と大根のはちみつ漬けを送りましたが、
なかなか熱が下がらないので、気になって沖縄に行って来ました。

改めて食べ物の力はすごい!って思いました。
この玄米スープを飲み始めて4日目ぐらいから、熱が下がりました。
なによりも、おいしいって感じるようで、喜んで飲んでいました。

私はこのスープを作る時、玄米を洗い浸水する時にEM発酵液を加えます。

子供には解熱剤と咳止めは使わない方がいいと言われるようになりました。
発熱は病気と闘うリンパ球が活性化しているので、戦闘態勢にはいった状態だそうです。
なので、解熱剤を使って熱を下げてしまうより、自己免疫力をアップした方がよいと思っています。
熱が高い時は、豆腐パスターを手拭いに包んでおでこにまいています。
豆腐、生姜のすりおろし、小麦粉で練ったものです。

しょうがの効果はすばらしく
冷たくした時は、熱を下げ
温めると、身体を温めます。

子供の自然治癒力を引き出す力は、やはり「食」だと確信しました。
そして、米の力は八百万の神様に感謝したいです。
日本人は米の食文化があってよかった。
一粒一粒に神様が宿るのは本当だなって思います。

お子さんが具合が悪い時は、玄米スープを作ってみてください。










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by kisan35 | 2015-02-24 18:06 | エコロジー食

子供の咳と沖縄

孫の体調がよくないので、様子をみに、沖縄へ来ています。
ようやく熱が下がりましたが、咳がしつこくて、気管支肺炎から気管支ぜんそくになっているような気がします。
次男が同じような咳をしていたので、風邪をひくと咳が長引く体質が似てしまったようです。
身体がしっかりしてくる小学校の高学年になれば、きっとよくなるはず。
できるだけ無農薬の野菜やお米、発酵食品を選んで自然治癒力をあげていく食生活が大切です。
次男の時は、ホクナリンテープをはったりしましたが、
なによりも効果があったのはサイプレスの精油をティッシュにたらして、枕元においておく。
それで一晩眠れたなあと思いだしました。
朝起きた瞬間は咳き込んでも、夜中の咳がとれれば大丈夫。

幸い沖縄では、無農薬の放射能の心配がなさそうなレンコンが買えるので、
すりおろして黒糖と合わせて飲ませています。

沖縄で無農薬の野菜と言えばEM野菜を買っていましたが、
今回の沖縄では、宜野湾にできた「Happy More市場」の野菜が
安くて新鮮で種類も多くて、わくわくして連日行っています。
自然農法、無農薬、無化学肥料、少しだけ農薬を使っているものとシールでわかるようになっています。
EM野菜やEMプリン石鹸などもおいてあります。
EMほうれん草が大束で100円という安さ!
自然栽培のしょうがも量り売りで、生姜湿布用にたくさん購入しました。
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同じ敷地内には無農薬の野菜畑もあり、今はトマトの時期で販売しています。
大玉5個で200円。
ここができたおかげで、娘の家でも大助かりです。
薬草スムージーやカレーなども食べられます。

マクロビの調味料など販売しているお店もできていました。
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「オーガニック市場てんぶす」沖縄市泡瀬にあります。
お惣菜やおむすびなどもおいしそう。
味噌仕込会などのイベントも開催しています。

沖縄そば屋さんも化学調味料が無添加のところが近くにあります。
嘉手納ロータリー近くの「みよ家」
ここの昆布とかつお出汁の自家製生めんのソーキそばは一番好きです。
中味そばもあっさりしていて美味。
汁を全部飲んでも、心臓がばくばくしたり、口の中がしびれたりしません。
無添加がいいですね。

孫の看病を兼ねて、沖縄のオーガニックライフを楽しんでいます。
気候がいいから、食べる量が増えて、太る事確実です。
やはり沖縄は楽園だわ!

ここからは、自分用に覚書ですが、
昨晩寝ながら、「なぜ、孫が具合が悪くなったり、いろいろなことが起こるのだろう?」って思っていたら、
「いろいろなことがおこるのは理由はなく、その出来事をどうとらえるかなんだよ」って
また、同じ声が聞こえてきました。
幻聴かもしれないけれど、なるほど!って思いました。



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by kisan35 | 2015-02-22 10:59 | 旅行

便カプセルで難病が治る

先日の和光イーエムショップでの杉本一朗先生のお話は面白かったです。
健康な人の便をカプセルに詰めて、それを飲むとあらゆる病気に効果があるというお話。
難病、癌、自閉症、鬱、ありとあらゆる病気治る可能性があるそうです。

「便カプセル」で検索すると結構ヒットします。
たとえばこちら
そのうち日本でも販売されることでしょう。

腸内細菌叢が整うと、病がなくなります。

アメリカで便カプセルを飲んで、病気がよくなった人がどんどん太り出したそうです。
便の提供者は、とても太っていたので、腸内細菌は体系の鍵もにぎっているのです。
驚きです。

行き過ぎた除菌、殺菌、抗菌が現代病をひきおこしているのですね。
便を飲んだり、寄生虫を飲んだりして難病を直す時代になりました。

友人のお孫さんが気管支肺炎で入院して、約2週間抗生剤の点滴を受けたら、
とたんにアトピー性皮膚炎になりました。
うちの息子と同じです。
4歳までに抗生剤を使うと、アトピー性皮膚炎になる可能性が高まると聞いたことがあります。

有機水銀の入ったインフルエンザワクチンで自閉症になることも分ってきました。
アメリカ政府がついに認めたそうです。こちら

周りでどんどん増えている認知症も、薬が原因かもしれません。
母は精神安定剤を20年近くも飲んでいます。

マイクロバイオームの研究が、ついに実用化されたのが便カプセルになるとは驚きですが、
日本人は発酵食品を食べ、腸内細菌を整える食生活が古来から続いています。
発酵促進剤を使って短期間で発酵したものはだめですよ。
日本の食文化、特に発酵食品は後世まで伝えていきたいものです。

さて、暖かい日には、うちのミツバチも活動を始めました。
ハチミツもお水を加えると発酵してお酒になります。

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何をやっているのかと思ったら、
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入り口が狭いのでしょうか?床を削っていました。賢いです!

寒いこの時期、自家栽培の大豆で作った醤油絞りをします。
今年は、良い方法が見つかり楽にしぼっています。←男の人の仕事
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バットに滴り落ちる一番しぼり生醤油。
もろみを布につめて、ぎゅ~っと絞る2番醤油。
今年は別々に保存してみます。
昨年絞ったお醤油は、一年たって、オリが下に沈透明な美しい色になりました。

今月末にはお味噌を仕込みます。

日本の発酵調味料は、昔ながらの作り方がいいですね。
便カプセル飲まずに、発酵食品食べて、腸内細菌叢を整えようと思います。

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by kisan35 | 2015-02-15 17:19 | その他

浸種開始

昨日塩水選を終えた種籾を浸種しました。
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東京の水道水は、約5度。
北側の寒そうなところに置きました。
10度以下の水温で、2~3日ごとに水をかえて、約20日間置きます。
岩澤さんの「不耕起でよみがえる」の本を読みますと、
この作業は、稲の中に含まれるとアブシジン酸をなくす作業になります。
稲は穂にアブシジン酸をためて、秋に芽が出ないように守備体制に入るそうです。
稲の芽は水分と温度で動きますが、根は酸素がないと動かないので、
酸素補給のために水替えをします。

私たちの田んぼは千葉県の匝瑳市のアルカディアの里にあります。
とても景色の美しい所です。
今年も、30組の「MY田んぼ」を募集しております。
SOSA PROJECT MY田んぼ募集 MY田んぼ年間スケジュール

小さな自給への一歩の米作りを体験できます。
MY田んぼの方々の稲は、岩澤信夫さんの農法の実践者の香取郡の藤崎さんから購入します。
冬期湛水不耕起栽培のパイオニアの藤崎さんの苗は、毎年強くてすくすく育ちます。

SOSA PROJECT主催の「MY田んぼ」募集説明会を
3月29日(日)東京都池袋で開催します。


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by kisan35 | 2015-02-10 11:08 | 田んぼ

田んぼ始め

まだまだ寒いけれど、田んぼが始まりました。
昨年の11月に畔直しをして、田んぼには水がはられました。
ありがたいことに、地元の増田さんが燻炭をたくさん作ってくださったので、
今後の作業は燻炭をまいて、田植えまでにぬかとEM活性液をいれることです。
今年は、東京の自宅で苗床つくりにチャレンジしようと思っています。

カエルの卵が田んぼにいるのを発見して、
こんな寒いのに~っと、しのちゃんに話したら
もうフキノトウが芽を出しているそうです。
1か月ぐらい早いので、田植えも早めにやったほうがいいかな~
迷うところです。

昨年のよさそうな稲をとっておいたので、
今日は塩水選しました。
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いつも参考にしている本です。
岩澤信夫さんの本は、詳しく分りやすく書かれています。
この本の中に書かれている塩水選は、塩分がものすごく濃くて、卵が浮くのですが、
大量の塩がいるのであきらめて、
今回は九十九里の海水をくんできて、籾の選別をしました。
ただ海水の濃度では卵は浮きません。
私たちの田んぼの師匠の真砂秀明さんは、「畔道じかん」という著書もあり、
自然と寄り添った美しい田んぼを長年やっていらっしゃいますが、
真砂さんは、塩水選ではなく水でやっているって言われていました。
人それぞれ良いと思う事を実践しているのが農で、いろいろな方法があって、とても面白いなあって思います。

海水の塩分濃度でも浮く籾があり、
沈む籾を取り出して、種籾にします。
今日は、その作業をしました。
海水を洗い流す作業では、EM発酵液を加えて洗い、今は庭で干しています。
明日は、乾いていなくても10度以下の水に浸けます。
さらしの袋に入れて、浸種という作業になります。

東京で10度以下を保つのは冷蔵庫がいいのですが、
なんとなく電磁波の影響もあるし、種籾は自然の状態がいいかなって思って、
氷を入れた大きな容器に水をはって、北側で浸種します。

今年で7年目の米作りですが、
自給米なので、プレッシャーもなく、やりたいことを不安なく実践できておもしろいです。






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by kisan35 | 2015-02-09 18:47 | 田んぼ

とがらしごぼう

田んぼをお借りしているアルカディアの里では
毎月第一土曜日が「里山の会」でいろいろな活動をしています。
今日は「とがらしごぼう」作りでした。

とがらしごぼうは千葉県旭市の西宮神社に奉納されているそうです。
辛くておいしいくて大好きです。お味噌汁に入れたり、ごはんのお供に最高です。
辛いのが苦手な人は、おそらく食べられないくらいに、とっても辛くて身体が温まります。

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ごぼうを煮ます。薪でぐつぐつ煮ました。

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柔らかく煮たごぼうをたたきます

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煮あがったごぼうの水分を絞ります。できるだけぎゅ~っとね。

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これ、ごぼうです。
ここに味噌や唐辛子や醤油、炒った大豆+味の素、ハイミーを加えて練りました。

味の素とハイミーは入れないでほしいって思うのですが、
入れたほうがおいしいらしいです。

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混ぜ合わせて、パック詰めしてできあがり。

アルカディアの会は、地元の方々がおいしいものを作って食べさせてくれます。
ご飯は薪で炊き、定番の豚汁は具だくさんで最高です。
お漬物や煮物など、おそらく自宅の菜園でとれた野菜を調理しているのだと思うのですが、
どれもこれもおいしいです。
今まで知らなかった干しイモの作り方とか
ここにいるおばさん達は、みなさんすごい知恵を持っていて素敵です。
一緒に作業する時間は、楽しくて学びが多く、豊かになります。

みんなでお昼を頂き、とがらしごぼうを作り終えて田んぼに行きました。
まりりんとしのちゃんの田んぼの畔直しを手伝いましたが、
うちの田んぼを見たら
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たくさんのカエルの卵が・・・
朝来た時は、田んぼは凍っていたよ。
こんな冷たい水の中でも命が生まれるんだって思い、ちょっと泣きそうになりました。
冬期湛水不耕起の田んぼは、たくさんの命が生まれてくるので
冬水田んぼにしてよかったと心から感動するのです。

みんな一緒に、寒い冬を乗り越えて命をつないでいこうね。







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by kisan35 | 2015-02-07 21:06 | その他

■日時  3月11日(水)13:00~15:00
■場所  和光イーエムショップ ゲストルーム
     和光市本町11-1度レイク和光本町1F
■会費  500円
■定員  10名
■お申し込み先  イーエムショップ和光 048-461-2009
■持ち物  1リットルぐらいの密閉できる瓶をお持ちください
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一緒にEM発酵ジュースを作ってから、参加者の方々とEMトークをしたいと思います。




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by kisan35 | 2015-02-04 17:01 | 講演会・イベントのお知らせ

炊飯器をやめました

今までず~っと使っていた電気の保温もできる炊飯器を、使うのを辞めました。
とても便利なので使い続けて何十年にもなりますが、はたと思うと、
電磁波でたぶん酸化している~。

以前からガス釜や薪で炊いたご飯はおいしいって聞いていたのですが、
習慣とはおそろしいもので、なかなか炊飯器を使うのを辞めるにはいたらなかったのですが、
夫がお店で使わない鍋を持ってきてくれたので、それでお米を炊き始めたらとても簡単でおいしく炊けます。

30分以上浸水させたお米を、最初はガスレンジで一気に沸騰させ、
煙が出て、ボコボコと音がしてきたら、
弱火の灯油ストーブに乗せて15分。その後蒸らして10分。
ご飯がおいしく炊けました。
保温力が高いので、このままこたつにいれておけば暖かい。
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家を暖めるストーブが調理もしてくれて一石二鳥。
省エネです。

このストーブで、じわじわと煮だした味噌汁もおいしくて、
おいしいものは時間をかけるのだと再認識しました。

IHは、やはり電磁波の害もあるからね。
しっかり火を消すことが認識できる間は、IHにお世話にならないでいよう。

別にたいしたことでもないけれど、
こうしてご飯を炊いていると、なぜか幸せ気分。じわ~っとおこります。

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これは、今日の東京新聞の記事です。
アドレナリンは、外敵から身を守ったりする時に出る交感神経のホルモンのようです。
神経伝達物質というのかな?
なので強いアレルギーの時に、注射すると身体が身を守るために攻撃態勢の交感神経よりになるので、
身を守ってくれるという仕組みだと思います。

この記事を読んで、本来は自然とアドレナリンが出て守ってくれていたのに、
たとえば花粉症の薬を飲むことで、花粉症は収まるけれど、
身体は薬が防護シールをはってくれているので、アドレナリンが出なくなる構造になってしまう。
結果として薬がないと、もっとひどい状態になるっていることだなって思うのです。
アレルギーを防ぐよりも、アレルギーにならないよう
生命力のある無添加、無農薬の米や野菜を食べ、
本物の発酵食品を食べ
適度に運動して
楽しいことをして生きる
これにつきると思うなあ。

夫のインタビュー記事が載っていたので、こちらに添付します。
経済の話だけど、何を食べるかという生き方にもつながっていると思います。

Q. 経済成長とはどういうことですか、何が成長することですか。

「お金がいくら動くか」ということと、「モノがいくら増えるか」ということと、

「モノとお金をどれだけ動かすか」という、世間で言うGDPが増えるということ

になるのでしょうね。

Q. モノとお金が増えて、いわゆるGDPが増えていくということ。

今はモノよりお金ですよね。モノもそうですけど、お金が過剰なほどに飛び回っ

ている。アメリカ的な暮らしをしたら地球が6個必要とか、日本的な暮らしなら

2.5個くらい必要。お金だけで考えるとたぶん、地球何十個、何百個分というお

金が動いているのでしょう。それ自体、本当は架空の世界のはずなのに。

それがみんなの心を壊して、環境も壊しているのでしょう。モノを超えて、さら

にお金まで、実体経済とかけ離れたお金が飛び回っている――それを目指してい

くのが経済成長かなと思います。

Q. 経済成長は望ましいものですか。

もういらないですね。むしろ害悪でしかないです。

     

Q.同じような問いになりますが、経済成長は必要なものですか。

まったく必要ないですし、むしろ人間を不幸にしていく宗教みたいなものだなと

思います。洗脳された宗教ですね。

 

Q. 「もう必要ない」の「もう」は、どこまで来たから「もう」なのでしょうか。

もちろん、途上国と先進国というところで考えると、また違うかもしれませんが、

少なくても日本だけで見たときは、これ以上便利になっても。便座が自動的に開

いたり、その次に何を求めるかと言うと、パンツを下ろしてくれるくらいかなと

(笑)。そんな成長はもういらないと思います。

  

Q. 経済成長を続けることは可能ですか、それはなぜですか。

それはもう不可能ですね。一瞬だけ上がって、もっとひどくなる。また一瞬だけ

上がってもっともっとひどくなるという、ブレが大きくなりながら、全体的には、

普通の人々の暮らしは下降線で振り落とされて行きます。今のままの経済システ

ムを続ければ残念ながら必然ですね。

だから、続けることは可能かと言えば、一瞬のハネ(経済成長)は、見せかけの

政策で可能でしょうが、長期的には格差を作って人を不幸にしていくだけです。

だから不可能ですね。少なくても先進国では。

 

Q. これまで上がってきて、今は下がっていく。それは何が変わったんでしょう

ね? 上がっていく時代、降りていく時代の違いはどこから?

もう成長できる分野がなくなってきているので。例えば世界で見たら、アフリカ

や、もっと小さい国、ベトナムなどに工場生産ラインを移していくとか、そうい

うことをして成長していくことは可能かもしれないけど、それももう限界が見え

てきていますね。

次に成長を目指すとしたら、先進国でも途上国でも、国内で格差をつくっていく

ということでしかない。だから、仮に経済成長していても、途方もなく、一生か

かっても使いきれないお金を手に入れるほんの一部の人と、どんどん生活が苦し

くなる大多数の人が出てきます。「中間層」の人たちがどんどんいなくなってい

く。

勝ち組、及び、中途半端な勝ち組の人、例えば、今、一部上場で頑張っている人

たちも、いつか自分が振り落とされるという恐怖から、結局は心も体もすさんで

いく。

日本で言うと、6割の人が正社員で、4割が非正規雇用と言われていますが、6

割の人たちも、「いずれ落ちていくんじゃないか」という恐怖を抱き、実際にお

給料も下がってきている。「0.1%の勝ち組と99.9%の負け組及び負け組予備軍」

みたいな。それを「成長」と言うんだったら成長だろうけど、私にとっては、そ

れは成長ではなくて「不幸」ということです。

Q. 経済成長を続けてきたことに伴う犠牲があるとしたら何でしょうか。

気候変動、温暖化、環境破壊、戦争・紛争の助長。今、日本もまさに武器輸出三

原則を打ち破って、どんどん武器を売って儲ける、みたい感じになってます。そ

れと何より人々の身体を荒ませて行くこと。

30歳までの自分は、百貨店に勤め、サラリーマンとして頑張っていたが次第に心

がすさんでいった。「前年対比」に追われ、「去年の今日100万売ったら今日は

110万円売れ」と会社や上司に迫られ、自らも上昇志向を保つか偽らねばならな

かった。

私は雑貨売り場で婦人雑貨担当でした。全体で年間3億6,000万の売上げ予算、

平均すれば1月3,000万、日割りにすると1日100万です。それを靴下やハンカチ

とスカーフとサングラスで売る。「今日、500円のハンカチいくら売るんだ」

「いくら発注するんだ」と、前年対比に常に追われていて、必要のないものをお

客さんに売っていくわけです。しかし経済が右肩下がりの中で、目標には達しな

い。

それに伴って、「こういうモノを売っていくことで、資源を使って戦争につながっ

ている」というように、あるときから段々と気づいていった。でも「どうしよう

もない」って諦めながら、誤摩化しながら、生きざるを得ない。それが現代人の

苦しみです。自分の闇(個人的悩み)と社会の闇(変えられそうもない大きな社

会問題)の境がわからないままに、心と体が荒んで行き、果てしなく辛い永遠の

自分探しに陥って行く。

サラリーマン経験から辿り着いた私のミッションは、環境/平和/持続可能社会

への理論は学者さんや著名で発信力のある人にお任せしておいて、今苦しい人た

ちに、「持続可能な心と体を取り戻すために、もう成長から抜けた生き方をしよ

うよ」と言うことだと思っています。

 

Q. 日本がこれまで経済成長を続ける中で失ったものは何だと思われますか。

健全な精神と身体と、時間です。 そして、人と人、人と自然との関係性もそう

です。親子関係もそうだし、地域関係もそうだし。その先に、生存権/環境/平

和などがつながっていきます。

 

Q. 心や体だけでなく時間というのも、経済成長のためにすべてを取られるよう

になるということでしょうか。

経済成長と労働時間は比例し、よって、経済成長と個人の自由時間は反比例にな

りますね。

モノが増えると、その支払うお金のために働く時間が増える。すると、余暇時間

が減る。少ない余暇時間で、テレビ、ラジオ、ステレオ、パソコン、楽器、運動

機具・・・・がたくさんあっても、音楽聴きながらテレビ見れないし、テレビ見

ながらパソコンできないし、パソコンしながら運動できないし、運動しながら楽

器できないし(笑) 

結局、多くのそれらをそれぞれ使う時間は果てしなく短くなるか使わなくなる。

モデルチェンジするとまた買い替える。置く場所がなくなり、大きな家に引っ越

しが必要になり、その支払いのためにもっと多く働くようになって、せっかくの

大きな家にいる時間は更に少なくなる。それらはいつかゴミになって環境破壊に

つながる。

だから必要なモノはミニマムなほうが、時間も確保できて、モノを楽しめて、幸

せになれるんじゃないかな。

私の場合、ありがたいことに、暮らしも生業の飲み屋もミニマムなので、時間は

自分のものです。昨日も53歳のメーカー勤めのサラリーマンの男性がやって来ま

した。まじめに一生懸命やってきて、マンション買って、ローンも20年残ってい

ると言ったかな、お子さんが1人だけれども、奥さんは共働きで。来年高校受験

だとのこと。

いろいろ転職してやってきて、英語にも自信があって、走り続けるんだと去年ま

で思っていたけど、何か「もういいんじゃないか」と思った。でも、まだローン

と子どものことがある。53歳で人生で初めて「?」に気づいた時に、ふと私の本

が目に入ったと言っていました。「自分は人生変えられるのかな」と。

彼が言っていたのは、「家族のためにと思って残業とか休日出勤なんていうのは、

別に悪いとも思わないし、仕方ないし、当たり前のことと思っていたんだけど、

ふと、自分に、田んぼとか畑とかできるかな、と思った」と。

今度は47歳の男性が来て、ずっと派遣で、IT技術は持っているから、IT企業で派

遣でやっているけど、給料も安いし、待遇も悪い。徹夜とか労働時間も長いのに、

非正規雇用待遇だからひどくて、来年も契約がつながるかわからない。

つらそうなんですよね。入ってきた時は、男前で、おしゃれというか、遊び人風

の人が来たかなと思ったら、話しだしたらすごく暗くて。そういう人たちは下を

向いて話すから、声も通らないんです。

「キャリアを捨てて、南のほうに行って農作業とかして生きていけるでしょうか」

みたいなことを言うので、「とりあえず、うちの田んぼ、来てみますか」と言い

ました。

先述の53歳の男性が、メーカーのほうも、派遣の人の技術力を使わないとやって

いけない。使い捨てというより、本当に必要としているんだけど、派遣でしか利

益を出して回せない、という理屈だとか。大企業は内部留保を溜め込んでますか

ら本当にそうかは別として。何があっても従業員に還元していくというのが企業

の務めだと思うので、言い訳にしか聞こえないけど、でも、内部の人間からする

とそうなのかな、と。つらいですよね。

そこからいろんな話が展開して、希望が見えるほうに話をしていって。最後はみ

んな仲良くなって、笑いながら帰っていきました。

Q. 最後の質問です。「経済成長」と「持続可能で幸せな社会」の関係はどうなっ

ていると思われますか。

単純に言えば、GDPのような指標によって経済成長を測るのであれば、「経済成

長」と「持続可能な幸せな社会」は絶対共存できない。むしろ相反するものになっ

ていく。

経済の指標が、循環する指標を数字で示せるとか、世間で最近言われているブー

タンみたいな「国民総幸福」とか、数字で測れないものも加味していけるような

指標ができるなら、そういう感覚での経済成長なら、共存というか、むしろ相関

関係にあるでしょうけど、今の経済指標でいくと絶対にあり得ません。

ただ、こういうことを言うと、「経済を否定するのか」とか、「おまえも金をも

らって生きているんだろう」と言われます。

経済と持続可能な社会は共存できます。物々交換の延長線上が貨幣経済ですから。

モノを交換していく経済は、当たり前のものです。当たり前に人々がモノを受け

渡したり、サービスでも何でも、お互いに足りないものを譲り合うというか、交

換し合う手段としての経済に戻れば、経済と持続可能な社会は、もちろん絶対に

共存する。だけど、成長という言葉が付くと厄介になる。

 

Q. 高坂さん自身が、「成長しないといけない」という企業の論理の中で大変に

なって、ある意味、降りたんですよね。

そうですね。当時は、「降りた」なんていう感覚はなかったけど、それを確信で

きるようになったのは、会社を辞めてから1年後ぐらいからですね。

Q. そのbefore/after を比べた時、経済成長で失ってきたという、自分の心、

体、時間、関係性はどんな感じですか。

失ったものは全部、取り戻せています。「足るを知る」という言葉が誤解されて

いると思います。「抑制、我慢」みたいなことではなくて、「足るを知る幸せ」

という価値観で言えば、自分は世界一幸せかなと、本当に恵まれているなと思い

ます。

今のパレスチナのガザじゃないけど、爆弾は落ちてこないし、好きなことをして、

そんなにお金はないけど、でも、不思議と欲しいものは手に入るし。俗に言う大

量消費のモノとかブランド品なんかには、もう関心がないから。でも、自分がし

たい、イコール社会に必要なものは、自然と巡り巡って手に入ってくる。だから

幸せだなと思います。社会人の競争の中で失ったものはすべて、今取り戻せてい

る。

     

Q. さきほどの53歳と47歳のお客さんの話ですが、そういう人たちは増えている

気がしますか。

すごく増えていますね。この間、NHKの「ラジオ深夜便」で45分お話しする機会

をいただいたんですけど、「50代ですけど、この間会社を辞めてフリーターになっ

たけど、あなたの田んぼに行ったら生き直せるでしょうか」という人が来ました。

もう行き詰まっている感じだから、「田んぼに来られますか」と言うと、「車持っ

ているから行けます」。それで1万5,000円の一軒家を見つけてあげて、電気は

引くのに5万円かかると東京電力が言うから、私の持っている太陽光パネルを1

枚貸してあげて、何とか電気と携帯、パソコンをつなげました。夜は、電球1個

だから暗いだろうけど、でも、家はしっかりしているので。

それで、ジャガイモだニンジンだと、余ったら持っていってあげたり。やっとこ

の間、彼も、安いですけど、仕事見つかりました。

派遣社員が4割まで増えてきたじゃないですか。10年前にお店を開業するとき、

「格差がひどくなっていって、そんな人たちがどんどんあぶれてくる」とは予測

してたのですが、残念ながら当たってきてしまっています。そういう人たちが毎

日のように店に田んぼに来てくれたりする。

一方で面白いのは、いわゆる勝ち組と言われる人たちも、店にも田んぼにも来る

んです。田んぼで言えば、毎年、2530組、お米と大豆の自給をお教えしている

んですけど。区画を作って、それぞれ自分たちでやっている。そこに、弁護士さ

んとか税理士さんとか不動産屋さんとかで、想いのある人たちがやってきます。

うつ自立支援会社の人たちも来ている。うつで田んぼに来ていたんだけど、農作

業してたら、うつから復活したんですよ、と。そういう人たちが、田んぼ近くに

都会から移住した障がい者とかゲイとか、いろんな人たちと交わることで、生き

方って多彩だなと、みんなが少しずつわかっていきます。

田んぼでお米を作れる自信にもなるし、生き方の選択が増えるんですね。人間多

様性なので、みんながそこで刺激を受けていく。

うつ自立支援会社の社長も相談しに来てくれました。成果も効果も上がっている。

「でも、やっぱり、ウツになった人を会社に復帰させることが問題解決にならな

い。またウツになってしまう。だとしたら、ダウンシフターズのような生き方、

小さい生業(なりわい)で生きていく方法を伝えていかないといけないんじゃな

いか」と言うんです。来年、プログラム化したいからという相談でした。そうい

うふうになっていくのかな。

 

Q. ご自分でも実践し、本も書かれていますが「ダウンシフターズ」とは、どう

いうものだと説明します?

大量消費から抜け出して、手作りを増やして自給もできたら、健康健全になって

ゆく上に出費が減るので、小さな生業(なりわい)の小さな収入で生きていける。

時間もできるし、さらに好きなことや大切なことにエネルギーを投入できるとい

う好循環になる。そういうやつは、幸せなやつが多くて、仲間も多い。

ダウンシフターズは物々交換が多いんですよ。誰かの家に寄ると「冬瓜持ってい

け」と。それを家でも食いきれないから、豆腐屋に差し上げると、お礼に豆腐や

がんもを貰えたり。金銭やりとりがある場合でも、関係性があると超安い。

この間も、田んぼから帰ってくる時、親しい有機農家さんに立ち寄ってトマトと

かキュウリとかたくさんの野菜を段ボール1箱分買おうとしたら、500円と言う

んです。「500円ってないでしょう」と言ったら、「お盆休みで、どうせ売れな

いからいいんだよ」と。

それで、「じゃあ、1,000円置いていきます」と言ったら、「こっちにもまだま

だ余っているから、持っていってくれ」と、段ボール2箱。食いきれないのでお

店でお客さんに配りました。

  

Q. 私はよく、3つの経済(貨幣経済、自給経済、バーター経済)というのです

が、それで言うと、高坂さんのおうちは、自給もしているし、バーターもあるし。

割合的に言うと、貨幣がきっと小さい。

食い物で言えば6割、7割が自給・バーターでしょうね。もっといっているよう

な感じがします。でも、生協や八百屋さんで買ったりもします。応援したい人た

ちもいるから。

Q. 応援するためにね。

小さい「たまTSUKI」でもね。家で採れるものもあるけど、今までお付き合いし

て応援している農家さんもあるし、酒蔵やお醤油蔵からも仕入れている。自分で

造れるけど、やっぱり応援したい生業(なりわい)やプロの仕事がある。

Q. 今、お店は週休3日でしたっけ?

はい、週休3日です。

Q. それでお家を買うほど貯金もできるし、自分の時間もある。

はい。僅かずつですが。

Q. これからの日本を考えると、おそらく、もっと状況は悪くなってくる。高坂

さんは「実例」と「止まり木」を提供しているんだなと思いました。田んぼとか、

住んでいいよという家とか。そうやって、みんなが小さくても生業(なりわい)

を自分でつくっていくことが今、大事なことだと。

そうですね。私はたぶん、一生をかけて、「たまTSUKI」をやめても、そのミッ

ションは変わらずずっとやっていくんだろうなと思います。それが自分の喜びで

もあるし。

ダウンシフトって、価値観の変換ですから。フリーターや派遣の人たちや仕事が

ないという人たちに、「こうすれば生きていけるよ」という、脱成長というか、

足るを知る幸せというか、そして自給していくことを伝える。実践して後ろ姿を

見せる。

理想論ですが、国民みんなが自営もしくは自給のどちらかに携わる。もちろん、

現実問題、都会に住んで自給できない人もいますけど、産直で買うとか、援農で

たまにお手伝いしていくという形で、間接的自給をしていく社会になれば、いろ

んな社会の問題が解決していくだろうなと思います。

<インタビューを終えて>

米国にはダウンシフターズ(意図的に収入を減らして、自分や家族のための時間

を増やす人)が1,200万人いるという調査もあるように、世界的に先進国で「降

りてゆく生き方」をする人々が増えていると言われています。

日本のダウンシフターズの草分け(?)であり、伝道者であり、サポーターでもあ

る 高坂さんのお話は、 高坂さんのお店にやってくるお客さんの話を通じての社

会の実情も垣間見ることができ、いろいろ考えさせられるものでした。

「これ以上の成長は、格差を作りだし、人々を不幸にするだけ」「「0.1%の勝

ち組と99.9%の負け組及び負け組予備軍」という世界に比べて、後半に語ってく

れたたんぼや畑を中心とした自給やお裾分けの世界の豊かで楽しげなこと。最初

の世界で苦しい思いをしている人たちが、早く2つめの世界へ移行していけたら

いいなあ!と思いました。



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by kisan35 | 2015-02-03 20:03 | エコロジー食