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アースキーパー・ネットワーク

大豆の殻むき

昨年仕込んだ味噌を開けました。
毎年、味が違います。
今年はどんな味かな〜。
まずまずです。うちの味がします。
塩蓋をするようになってから、かびが生えることが少なくなりました。

今年の味噌になる大豆は、いい感じに乾燥してきたので、
殻むきを始めました。
こういう作業は男性は苦手です。
2年続けて、私の母に来てもらい、一緒に殻をむくのを手伝ってもらいました。
今年は、認知症がとても進んでしまい、この作業ができるかどうか分からなかったのですが、
大豆はこのボールへ、殻はここへ置いてと一通り説明したら、思い出したようで、ちゃんとできました。

「昨年も一緒にむいたよね〜」
と言ったら、覚えていたようです。

本当は、お昼ご飯を食べに回転寿司へ一緒に行こうと思って電話したら、
まだ顔洗っていないというので、支度できた頃また電話して迎えに行くねと言いました。

迎えに行ったら、母があせってしまって、
化粧水と香水を間違えて顔にかけてしまったので、香水がプンピンしています。
この匂いでは、お寿司は無理だから、うちで昼ごはんにしようとなりました。
お寿司を食べに行くことも、すぐに忘れてしまうので、
うちでかまぼこ出しても、わかりません。
1ヶ月前は、電話したら支度して楽しみに待っていてくれたんですけれどね。

2時間ぐらい黙々と作業をしました。
途中休憩して、お茶を飲んだり、息子が帰ってきたので話したりしてから、
また殻をむく作業を始めたら、もうすっかり忘れてしまって、できませんでした。
記憶が途切れ、途切れで、断片的に何もかもすっぽり忘れてしまうことがよく起こります。

認知症という病気は、悲しい病気です。

来年は、まだ殻をむくことができるかなあ。
一緒にこうやって殻むくのも、今日で最後ではないかなと
最近は、最後かもしれないという思いで接することが多いです。

まだまだ大豆がいっぱいあるから、明日も手伝いに来るねと言ってたけれど、
もう忘れていることでしょう。

毎年、この時期になると、必ず大豆の殻をむきます。
そのたびに母と一緒にむいたことを思い出すでしょう。
一瞬、一瞬が生きていて輝いている。
もう二度と来ない、今の瞬間が重なって、
長い年月がたってもず〜と忘れないこと、心がきゅんとなる記憶が「私」なんだろうなあ。
認知症ではそれがないのが悲しい。




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by kisan35 | 2017-01-09 17:01 | その他