観光コースでないハワイ~「楽園」のもうひとつの姿

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ハワイが好きで、
もっとハワイのことを知りたくなり
今までハワイの本をたくさん読みました。

昔、池澤夏樹著「ハワイイ紀行」を読んで、新しい視点からハワイを知るようになり、
ますますハワイが好きになりました。
歴史や文化など、カナカ・マオリ(先住ハワイ民族)のディープカルチャーを知り、
「アロハ アイナ」「マラマ アイナ」
神話、「アフプアア」それらは持続可能な生き方とつながっていました。

エコロジーやサスティナブルということを考えるきっかけを作ってくれたのもハワイです。

影響を受けるのは、いつもハワイです。

日本人だけれど、アフプアアが持続可能な暮らしを教えてくれました。

この夏休み、
「観光コースでないハワイ」高橋真樹著を読みました。
内容がとても深くて、一度に数ページしか読めない箇所もありましたが、
読み終わりました。

ハワイ(おもにオアフ島)を
先住ハワイアンから見たハワイ
アメリカ軍の基地の島
観光大国のゆくえ
農場の秘密~遺伝子組み換えの実験場

社会問題や、環境問題に精通しているライターの高橋さんだからこそ
今まで知らなかったハワイでおこっていることがわかります。

昨年訪れた、パーマカルチャー コミュニティ「ラアケア」でタロイモとパパイヤも
遺伝子組み換えの普及がすすんでいると言われ、驚きましたが、
本当に、ハワイ島のパホア近くのパパイヤ農場はGM栽培でした。
「レインボー」というパパイヤはGMOなんですね!
その背景には
オバマ政権の農務省長官は「モンサントの友人」といわれる有名なGM推進派で、
アメリカ政府とGM産業の癒着がある。GMの安全性をチェックする政府機関は
いずれもGM推進派やモンサントの企業の役員経験者が就任している。
そして、ハワイはGMの実験場となっているそうです。
ああ~そうだったんだ!と納得です。

むむ・・・この構図は日本の東電と原子力安全委員会と文部科学省と同じなんだ。

そして、モンサントといえば
福島原発の事故後、異例の早さで認可された放射能を除去できる薬の発売元
日本メジフィジックスは住友化学とGEの合併会社。
住友化学はモンサントと長期協力関係を結んでいます。
会長の米倉氏は経団連の会長でもあり、TPPを推し進めている。

話をハワイに戻しますと
ハワイ大学はGM(遺伝子組み換え)技術の研究に力を入れています。
全米でも予算の少ないハワイ大学は、政府や企業からの資金が期待できるからです。
政府、企業、大学がつながっている構図があります。
日本と同じなんですね!

そして、ホームレス問題。
数年前カウアイ島でフラのレッスンに参加した時、
場所はアナホラ ビーチ。
クムのプナさんは、ビーチに住んでいるホームレスが追い出されないように
ここでレッスンをするのよと言われていました。

日本でもホームレス問題がおこっています。


このおかしな社会構造から、自由になるには
アロハ アイナ
大地から教えてもらい、大地に責任をもつ生き方。
お金に動かされない生き方。
これは、世界共通のことだろうなと思います。
ハワイで、こうした社会問題に個人や組織でとりくんでいる人たちの
話は参考になります。

「マカハ農園」のジジの言葉 本文から引用します
大事なことはみんな大地が教えてくれる

私は、カウアイのどこで遺伝子組み換えの実験が行われているのかな~知りたいなと思うのでした。
昨年訪れたワン ソング ファームのサンさんの言葉
「法律がおかしいから、僕たちははアウトローさ!」
気づいている人たちが、ハワイにも日本にも増えているのが心強いです。

本当の発見とは新たなものを見つけるのではなく、
新しい目で見ることである。(マルセル プルースト)

そんな本でした!
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by kisan35 | 2011-08-25 17:27 | その他

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