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アースキーパー・ネットワーク

もってのほか

「もってのほか」とは紫色の菊の花です
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近くに安くて新鮮な八百屋さんがあります。
今日通りかかったら、箱で「もってのほか」200円とあり、
買ってしまいました。

食用菊は、種類もいろいろありますが
「もってのほか」がおいしいと思います。

祖母が山形出身なので、
子供のころから、菊の花が好きな祖母を見ていました。
お仏壇に備える菊の花を持っていくと、
花をゆでて食べてしまう明治生まれの祖母でした。

ある時、こそっと
「菊の花はむらさきが一番おいしいよ」と教えてくれました。
まだ小学生だったので、菊の花がおいしいとは思えず
今に至りましたが、やはり血をひいているのでしょうか~?
もってのほかを見ると、無性に食べたくなります。

菊の花はがくをとって、酢を入れた熱湯で3秒ぐらいゆで、水にさらし
私はポン酢で食べるのがおいしいと思います。

以前母を連れて蔵王の温泉旅館に泊まったら
最初のお茶受けに「もってのほか」が大皿で出てきました。
お菓子よりも嬉しくてパクパク食べて、その時同行していた息子は
「もってのほか」の大ファンになりました。

若い時は分からないけれど
食は年をとるにつれ、ルーツが見えてくるような気がします。

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今日千葉の田んぼで収穫した枝豆。
なかなかハンサムでしょ!

明治生まれの祖母は98歳で亡くなりましたが、
和裁が得意で呉服屋さんを営んでいました。
私の母を和裁学校に通わせてくれたそうです。
「手に職があると、何があっても大丈夫。女も手に職を持たないと」が口ぐせでした。
70歳まで呉服屋を営み、息子たちには経済的にも世話にならず
年とってから、老人ホームに住むようになっても
「こんなところに住めて、ありがたいね」と言っていた祖母
人の悪口は絶対に言わない

私の父の方が祖母より先に死んでしまったけれど
たぶん息子に先に死なれる悲しさはいっぱいあったと思うけれど
その心を誰にも話すことがなかった。

「もってのほか」は「もったいない」に似ているなと思う。
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by kisan35 | 2010-10-14 20:12 | その他