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アースキーパー・ネットワーク

アースキーパーのつぶやき


by kisan35

食に関する今までのまとめ(覚書)2

雄性不稔についてのお話を聞きました。

雄性不稔とは簡単に言うと、花粉ができない植物のことです。
人参、タマネギ、トウモロコシ、ネギ、キャベツ、大根
その中でも、玉ねぎとビートは100%雄性不稔らしいです。

今後マネ科とキク科以外はほとんどが雄性不稔になるらしい。

これってこわいことですね。
自分で受粉できない不妊症の作物がほとんどなんです。

F1のように雑種強勢で均一性を求める作物は
おしべがない方が花粉をとる手間がはぶけていいようです。
別のおしべからの花粉で受粉します。

自分で種を作らない作物が増えている
ということは、自家採取で種をとれないから、
毎年種を買うことにつながっています。

自然の営みの中で子孫を増やしてきた植物(野菜)たちが
消費者の求める姿でないと売れないので
悲しいかな不妊症の野菜たちになってしまったようです。

人間の人工授精にも当てはまります。

無農薬、オーガニック、その先にこだわりを求めるなら
自家採取した種でできた作物があるのかもしれません。

私たちが毎日食べている野菜や作物
それを作ってくれているお百姓さんたちは
毎年種を買っているという驚き
種が売買されているというのは
自然の摂理から考えるとおかしなものだと感じます。

戦争中の話を身内から聞くと
お腹がすいて畑の大根をひっこぬいて食べた・・・
これからは、お金がないと種が買えないから
畑に作物はなくなるのでしょうね。

これにからめて農地法
農地を自由に変えないという法律もおかしなものです

遺伝子組換えの会社「モンサント」が世界中の水田を買っているそうです。

無肥料栽培の話も書きたかったけれど
うまくまとまらないので、また書けたら書きたいと思います。

食を考えていくと
その先に環境問題がひらけてくると思います。
エコ、平和、は私たちが毎日いただいている食事から
見えてくるのです。
社会のしくみが今日の夕食の野菜に
あらわれていると言っても過言ではありません。

私たちが選ぶことで、変わると思います。
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by kisan35 | 2009-04-16 18:09 | エコロジー食