カウアイ島

一週間カウアイ島に行ってきた。ハワイ諸島の中でも一番古い、この島は別名ガーデン・アイランドと呼ばれ緑が多く美しい島だ。植物も他の島とは少し種類が違う。マルケサス諸島から渡ってきた植物が多いそうだ。幸い連日すばらしいお天気に恵まれ、すっかり癒されて戻ってきた。息子は東京にいる間は、喘息もちで、いつも胸がヒューヒューしているが、カウアイではいくら走っても咳き込むことがない。ひどいアトピーも海に入り、最初はものすごく痛がったが、少し乾いてきた。大地からエネルギーをふんだんに貰えるので、身体も疲れず活動的になるのが不思議だ。屋久島とカウアイは似ているなと思ったが、屋久島は月のエネルギー、カウアイは太陽のエネルギーのような気がする。
中央にワイアレアレと言われる、年間降水量がとても多い山がそびえたち、頂上あたりはだいたい雲がかかっている。貿易風の影響で西、南側は晴天、東、北側は雨が多いのも屋久島に似ている。山々からは滝が無数に流れ、太陽の光をあびて美しい。毎朝息子と水平線から上る朝日を眺め、夜には無数の星を眺めていると、そのままカウアイに住みたくなってしまう。

冬場はメインランドから居住者がぐっと増え、クリスマスシーズンの頃はピークになる。巨大なアメリカのスーパーも週末ともなるとレジは長蛇の列。地元住民はスーパーの野菜、フルーツ類は高くて鮮度が良くないので、定期的に開かれるファーマーズ・マーケットを利用している。ちなみにパパイヤ1個スーパーでは2ドルするが、ファーマーズマーケットでは4個2ドルで買え、味もとても良い。カウアイのファーマーズ・マーケットは曜日によって開催する町が変わる。水曜日はカパア、木曜日はハナレイのように決まっている。生産者と顔の見える関係で買える、こうしたマーケットを観光客にも、もっと知ってもらい利用してもらいたいなと思う。食品も本土から空輸されたものが一番多いが、できるだけmade in Hawaiiを選ぶようにしている。牛肉もハワイ島のパーカーランチ産は牧草を食べて育った牛肉で、味も良い。カウアイの名物と言えばカウアイ・クッキーにレッド・ダーツ・シャツ、カウアイ・コーヒー、アイランドソープなど。自然に囲まれた島だからもっといろいろな植物を使ったカウアイ製品が生まれても良さそうなのに、少ない。アワプヒというシャンプーになる植物も沢山生えていて、これはメインランドでアワプヒシャンプーといて売られているようだが、こういった産業がカウアイで起これば、失業率も減るのではないかと思った。アマゾンのココナッツ繊維でメルセデス・ベンツの部品を作る時代なのだから、この島での自然の恵みがうまく産業に結びつくことを願っている。
ハリケーンイニキで閉鎖されたココパームスホテルの再建をめぐって、建設賛成派と反対派の意見を聞くことができた。賛成派は仕事が得られることが一番のメリット、反対派の意見は、「賛成派はこの土地の文化を守ろうとする気持ちはなく、仕事として利益だけを目的にしている。」という意見。ココパームスホテルのある場所はワイルア川上流に位置し、かつては王族の住んでいた一帯。付近にはヘイアウなどたくさんの聖地があるところだ。文化を伝えることのできる施設建設を訴えている。観光収入が一番の島だが、私もワイルア一帯が好きだから、ここに近代的なホテルは似合わないなと思う。また、たくさんのやしの木が切られてしまうだろう。海や川は汚染されるだろう。今でも雑草の生えない芝生に植わっている、やしの木は除草剤の被害にあっている。ワイアレアレからのきれいな滝の水はサトウキビ畑にまかれた農薬で飲めない。使い捨て社会でリサイクルはほとんどされていないので、すべてまとめて海に捨てている。車社会だから、どこへ移動するにも車が必要。美しいガーデンアイランドが、いつまで続いてくれるのだろうかと思う。観光客や冬だけやってくるメインランドの人たちは、この島の未来を考えていない。
この島が大好きだから、いつまでも美しい島であって欲しいと思う。
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by kisan35 | 2004-11-16 12:01 | その他

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